「なぜかいつも疲れがとれない人」こそ知っておきたい 疲労を抑制するために必要なたった3つのこと

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食事にしてもそうだ。観光客向けレストランや何度も訪れた店を選ぶのではなく、地元の人が通う名店を調べて訪ねてみるのだ。そうすれば、味のよさだけでなく、その店が評価を受けている理由を体感でき、それがその土地に対する印象をも変えてくれるかもしれない。

また、旅行など特別なものだけでなく、マンネリ化しやすくストレスになりがちな日常の家事もインタレストに変換できるそうだ。

たとえば掃除なら、定期的に新しい洗剤や掃除グッズを導入したり、掃き進める順番を変えてみたりしてください。前よりきれいになった、ちょっと時短できたといった達成感が飽きを防ぎ、抑疲労につながります。
(145ページより)

「あえて視点を変えてみること」が疲労を和らげる

要するに、視点を変えてみることが大切なのだろう。日常的に行っている行いの大半は、好き嫌い以前に“やって当たり前のこと”だ。だから、飽きが来ても当然なのである。

しかし重要なのは、あえて視点を変えてみること。そうすれば、当たり前すぎることも“こんな側面があったのか”という視点で捉えることができるのだから。

なにも特別なことをする必要はない。インタレストを高めるとはそういうことであり、そうしたアプローチが疲労を和らげてくれるのだ。

冒頭でも触れたように、私も疲れと背中合わせの毎日を過ごしている。どちらかといえば抑疲労は得意なほうだという自覚もあったのだが、だとしたらここまで疲れるはずもない。

そこで、この機会を通じ、もっと自分の日常を見つめなおしてみたいと思う。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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