「ブサイク」「親が悲しむ」「歯も顔もヤバい」罵詈雑言に打ち勝つアイドルのメンタル「ブサイクなアイドルで何が悪い!」

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静岡市公認のストリートライブを行うのうさぎゆん
静岡駅地下街、お茶屋前の広場で静岡市公認のストリートライブを定期的に行っている(写真:松原大輔)
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近年、ほとんどのライブアイドルにとってSNSの投稿は活動の生命線となっている。大きくバズり売れる者もいれば、炎上し批判にさらされる者もいる。そして時としてそれは、アイドルの容姿へ言及されることもある。
2025年11月、Xでのアイドルの投稿が辛辣なリプライや引用ポストでバズり、炎上。「誰でもアイドルになれる時代なんやな~」「残念」「きつい」「ぶすすぎ」など、心無いそんなバッシングにさらされた。
投稿したのは静岡で活動するソロアイドル「のうさぎゆん」。アイドル活動9年目となる言わばベテランだ。
けなげにもそんな批判にもめげず「ありがとう」と返信をして明るく応えてきた。
ルッキズムに敏感な昨今にあって、誹謗中傷にも負けないその強い心はどうやって培われたのか。騒動を受けて、のうさぎゆんに本音を語ってもらった。
【この記事の続き】
「整形しろ」「無理」「顔が終わってる」ひどすぎる誹謗中傷にも笑顔で返す「9年目のソロアイドル」"強さの秘密"

ポストが炎上、辛辣なコメントが寄せられた

「出っ歯だし骨格ガンダムな姫には
キラキラアイドル系でバズるのは無理かな??(泣き顔マーク)」
Xの投稿(スクリーンショット)
(画像:のうさぎゆん公式Xより)

2025年11月14日に投稿されたこのポストは瞬く間に拡散され、引用や直接のリプライなどで誹謗中傷の格好の的となった。それらは容姿を批判するもので「ブサイク」「親が悲しむ」「誰でもアイドルになれるのか」など心無いものばかり。

もちろん、「頑張って」「かわいいよ」といった温かいファンの声もあったがそれらはすべて悪いコメントに打ち消されたかのように見えた。

「明るく返信してましたが、見るのもつらかったですし、心にはきました」

当然ながら「ブサイク」などという辛辣なコメントは確実に彼女の心を傷つけていた。だが一方で少しでもバズり知名度を高められればというライブアイドルとしての貪欲な姿勢もみてとれた。そう、のうさぎゆんはアイドル歴9年目という業界で言えば十分にベテランの領域にいるからだ。

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