「ブサイク」「親が悲しむ」「歯も顔もヤバい」罵詈雑言に打ち勝つアイドルのメンタル「ブサイクなアイドルで何が悪い!」

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それでもやはり彼女の元に寄せられるXの投稿の中には人としてひどいと思う言動のものが多々ある。「整形しろ」「無理」などとそんな投稿がくるのがわかりつつもアンチコメントを受け止め、逆に自身のアピールポイントとなるまで昇華させつつある。自虐的な投稿をすべて自分自身で好きなところとしているのだ。

「SNSではよく整形しなよってコメントがくるんです。でもそのままの顔でいいじゃん。これも個性だからこのままでいいじゃんって思ってます。それに今の私のままアイドルとしてステージに立つことが大好きなので」

のうさぎゆん
SNSでバズってからは地元の高校生からも声をかけられるようになったという(写真:松原大輔)

アイドルという生き方

アイドルという職業はどうしても容姿で判断されることは避けられない。だから容姿に関して言及されることも多々ある。しかし、だからといってアイドルを傷つける言葉は決して許されることではない。

「アイドルというのは私の人生であり生き方ですから」

笑顔でそう話す彼女に改めてアイドルとはどういった存在であるのか考えさせられた瞬間だった。

心無い言葉を浴びせられながらもその都度立ち上がり、笑顔でパフォーマンスを続けるのうさぎゆん。彼女はまさにアイドルという生き方、人生をまっとうしているのではないだろうか。

【この記事の続き】
「整形しろ」「無理」「顔が終わってる」ひどすぎる誹謗中傷にも笑顔で返す「9年目のソロアイドル」"強さの秘密"
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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