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EV世界首位のBYD、進出から3年の日本市場で吹く大逆風! トヨタ、日産と90万円差の‟BYD潰し"補助金に対し、切り札の軽EV「ラッコ」投入で反撃へ

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1月9日、BYDオートジャパンの東福寺厚樹社長は、東京オートサロンで2026年の事業戦略を語った。昨年12月発売の「シーライオン6」をはじめ、PHVを日本で拡販する(写真:編集部撮影)

2025年、アメリカのテスラを抜き世界最大のEV(電気自動車)メーカーに躍り出た中国のBYD(比亜迪)。20年に19万台だったBYDの販売台数は25年に460万台と、わずか5年間で24倍に拡大。ホンダや日産自動車を抜き去り、名実ともに世界的な大手自動車メーカーとなった。

足元では中国経済が冷え込みマザーマーケットの台数が頭打ちとなる中で、ヨーロッパや東南アジア、中南米を軸に輸出(25年は前年比45%増の約105万台)を拡大する戦略をとる。

「日本法人への評価は年々厳しくなっている」

だが、日本市場での展開は冴えない。日本では23年1月の乗用車進出から3年で累計7411台の販売にとどまる。タイ市場では22年9月の進出後、日本車の牙城を突き崩し3年間で9万台を販売したのと比べれば、10分の1以下の水準だ。

25年の販売実績は前年比68%増の3742台と伸ばしたものの、450万台ある国内新車市場の0.1%にも満たない。BYD関係者によれば、「深圳(中国本社)の日本法人への評価は年々厳しくなっている」という。

自動車大国である日本市場がアウェーであるのは言うまでもない。日本人の間では国内メーカー・販売店に対する顧客ロイヤルティーが強固で、認知度に劣るBYDが試乗・購買の選択肢に挙がりにくい。新車に占めるEV販売比率が1~2%しかないのも、EVを主力車種としてきたBYDにとって高い壁となっている。

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