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JTが「煙なしたばこ」市場に本格参戦! 加熱式の出遅れ挽回なるか? 8000億円の巨額投資で狙う、脱・紙巻きの行方

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3月3日に行われたJTの新商品発表会。オーラルたばこの新ブランド「ノルディックスピリット」は、消費者の選択肢の1つとして定着することができるか(写真:編集部撮影)

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「JTが未来を見据えて取り組む、新しいカテゴリーへの挑戦だ」――。日本たばこ産業(JT)の荒木隆史専務執行役員は、3月3日に開かれた新商品発表会でそう宣言した。

この日発表された新商品は、「ノルディックスピリット」と名付けられた「オーラルたばこ」の新ブランド。オーラルたばこは、唇と歯茎の間にパウチを挟み味や香りを楽しむ、RRP(健康リスクを低減させる可能性があるたばこ製品)の1つだ。

紙巻きや加熱式と違って煙や蒸気は出ず、たばこ特有のにおいも外には出ないことから、映画館や電車内などでも使用できる。ノルディックスピリットは1箱14袋入りで500円(税込み)。JTのオンラインショップでは3月3日、店頭では4月6日から全国で発売する。

都内の大型映画館のシアター会場で開かれた今回の新商品発表会。俳優の戸塚純貴氏らをゲストに招くなど、この商品に対するJTの力の入れようは並々ならぬものとわかる。

需要が急拡大するオーラルたばこ

JTとしては、オーラルたばこでの新ブランドとなるが、大手競合の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(以下、BAT)は「VELO(ベロ)」を2020年から発売し、この分野ではひときわ存在感を放っている。米フィリップモリス・インターナショナル(以下、PMI)も「ZYN(ジン)」を日本で25年7月から発売しており、JTの本格参入で国内たばこ市場の新たな分野でのシェア争いが始まりそうだ。

オーラルたばこの市場は、ヨーロッパを中心に急拡大している。英調査会社ユーロモニターによれば、たばこ葉を含まないオーラルたばこは世界での販売数量が19年には17億袋だったのが、24年には234億袋と、わずか5年で約13倍になっている。

場所を選ばずに使える、健康へのリスクが低減される可能性があるなどの理由で支持を集めており、今後さらに広がっていくとみられている。

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