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ホルムズ海峡封鎖・イランは機雷をどう敷設する? 威嚇用から本格的機雷での封鎖まで、日本のタンカーは通過できるか

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ホルムズ海峡付近で攻撃を受けたタイ籍ばら積み貨物船「マユリー・ナリー号」から煙が上がっている様子。タイ海軍によると、3月11日に重要航路であるホルムズ海峡を航行中のタイ籍ばら積み貨物船が攻撃を受け、これまでに乗組員20名が救助された(写真:AFP=時事)

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2026年2月28日に始まったイラン攻撃から10日が経過した。戦争は交渉中にアメリカが突然攻撃を仕掛けるだまし討ちの形で始まった。そしてそれにより指導者層の殺害には成功した。ただ、それが災いして戦争をやめる糸口は見つからない状態にある。

その中で、イランによるホルムズ海峡への機雷敷設が取り沙汰されている。これまでも切り札として封鎖能力を誇示してきた。そのため、今回の攻撃への対抗策としてイラン側が機雷の敷設に踏み切る、あるいはすでに着手したのではないか、との観測が行き交っている。

機雷敷設の2つの可能性

今後イランが機雷敷設に踏み切った場合、どのような形で敷設するだろうか。それについては、2つの可能性が考えられる。

1つは、形ばかりの示威的敷設である。旧式機雷を少数だけ敷設し、以降はアメリカの出方や国際社会の反応をみて水準を上下させるやり方だ。海上交通への影響は主として心理的なものであり、実際の閉塞効果はそれほどあるものにはならない。

もう1つは本格的な敷設である。トランプによる今回のイラン攻撃は常軌を逸している。そのためイランとしても本格的な防衛準備をせざるをえない。今回に関しては、手持ちの高性能な機雷を大量に敷設する可能性もある。この場合はホルムズ海峡は通航不能となる事態もありうるのである。

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