大人の脳に「暗記力」はもういらない。脳トレよりも効果絶大、記憶を定着させる"2つのスイッチ"

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メモ帳とペンを持ち困った表情のブラウスを着た白髪のシニア女性
記憶力アップのために脳神経外科医の筆者がおすすめする「ある習慣」とは?(写真:bera/PIXTA)
「最近、物忘れが増えた気がする」「人の名前がすぐに出てこない」──それは記憶力が衰えたからではなく、脳のごく自然な仕組みによるものです。実は、記憶に残る情報と、すぐに忘れてしまう情報には、はっきりとした違いがあります。そして、その特性をうまく利用すれば、無理な努力をしなくても記憶力を底上げすることができます。本稿では『ミニマル脳習慣』を一部抜粋のうえ、記憶力だけでなく、仕事の効率やアイデア力まで高めるメモ術を紹介します。

忘れっぽくなる理由は、記憶力をつかさどる側頭葉がおとろえることと、受けとった情報をどんどん忘れていく脳の仕組みにあります。年齢を重ねて経験が増えると、当然、それにあわせて情報をたくさん受けとっているので、忘れることも増えていくのが自然です。

ですが、大量の情報のなかにも、ずっと覚えていたり、すぐに思い出せたりするものがありますよね。すぐに忘れてしまう情報と、記憶に長く残っている情報──。その違いは、どこにあるのでしょうか?

長く記憶しておくための2つのポイント

ずばり、長く覚えておくためのポイントは、次の2つです。

①感情が動くこと

1つは、その情報が脳に入ったときに「感情が動くこと」です。おもしろい、楽しい、びっくり、嫌だ、悲しい……と、心が動いた情報は記憶に長く残りやすくなります。ほかに、自分が興味のあることに関する情報もパッと覚えられて、かつ長く忘れずにいられますよね。それも、「なになに? そうなの⁉」と感情が動くからです。

次ページメモに残すだけで、記憶力がアップする
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