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大学側しか知らない社会人教員の「真の評価軸」。アカデミックシフト 社会人から大学教授になる方法④

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自身も実務家教員である共立女子大学副学長の伊藤裕才氏。一般的な採用に関して個人的な見解を伺った(撮影:筆者)

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追手門学院大学客員教授でもある西田浩史氏が、大学教員の「選別ロジック」の実態を解き明かす連載の第4回(隔週連載)。採用試験では、「なぜ本学なのか」はもちろん、学生の未来を支える「覚悟」や、各大学の「教育の中身への理解」が深く問われる。研究業績や肩書以上に合否を分ける、採用側しか知らない「真の評価軸」に迫る。高倍率である書類選考で多くの志願者が姿を消す背景には、何があるのか?
今回は、共立女子大学副学長・伊藤裕才氏に、一般的な大学教員の採用プロセスから「選考基準」の現状について、個人的見解を伺った。

アカデミック教員と実務家教員の溝

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前回は、「学歴」「人脈」「職歴」「業績」の段階的な積み重ねによって、大病院勤務から大学教員のポストを、5年間で得た関西福祉科学大学助教の植田篤史さんの経緯をご紹介した。

今回は、一般的な大学教員の採用プロセスから「選考基準」の現状はどうなのか、筆者の300人超の実務家教員(社会人教員)と大学関係者(採用者)への調査を基に、共立女子大学副学長・伊藤裕才氏に個人的見解を伺った。

調査では、実務家教員の採用への積極性は、大学、学部・学科によって大きな差が見られた。これは、目指す教育目的がそれぞれ違うのがその主な理由だ。大学によっては、アカデミック教員と実務家教員の間に何か“溝“があることも少なくない。

「実務家教員とアカデミック教員の違いを意識したことすらないです−−」(伊藤氏)

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