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大企業にいながら研究続けた継続力で大学教員に。アカデミックシフト 社会人から大学教授になる方法⑤

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NTTドコモに長く勤め、その後上智大学大学院准教授に就任した深澤佑介さん(写真:筆者撮影)

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追手門学院大学客員教授でもある西田浩史氏が、大学教員の「選別ロジック」の実態を解き明かす連載の第5回(隔週連載)。大学側は採用で「10年、20年後も研究を継続できる人物か」を慎重に見極めている。そんな中、NTTドコモで20年近く研究を続けながら通算39本(現在、46本)を積み上げ、退職後、上智大学大学院准教授に就任した研究者がいる。長年、企業に在籍しながら名門大学に転職できた背景は何だったのか。
今回は、NTTドコモ技術開発部門→東京大学人工物工学研究センター客員研究員→早稲田大学イノベーション研究所招聘研究員→上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラム准教授に至った深澤佑介さんをご紹介する。

継続して研究が行える人物なのか

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前回は共立女子大学副学長の伊藤裕才さんに、大学側が社会人教員を採用する際に重視する評価軸について個人的な見解をお聞きした。大学は「10年、20年後も研究を継続できる人物か」を慎重に見極めていたことが印象的だった。

筆者が行った305人の調査(実務家教員・大学関係者)でも、73%が「採用後に研究が失速するケースがある」と指摘している。研究が途絶えると、大学の成果や評価は下がるため、「継続して研究が行える人物かどうか」は採用時の重要な判断材料になっている。

そこで今回、その象徴的な人物として紹介するのが、上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラム准教授の深澤佑介さんだ。NTTドコモで20年近く研究を続け、働きながら博士号を取得し、東京大学早稲田大学でも研究員として研究活動を続けている。

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