河合塾小論文科で20年以上指導し、現在は大正大学で専任講師を務める中塚光之介さん。異例のポスト獲得の裏側を語った(写真:教育広報社)
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追手門学院大学客員教授でもある西田浩史氏が、大学教員の「選別ロジック」の実態を解き明かす連載の第6回(隔週連載)。
大学教員の採用といえば、査読付き論文と学会活動が評価の軸だ。ところが、その評価軸をまったく持たずにポストを得た人物がいる。「小論文の神様」と称される樋口裕一氏に次ぐ指導者として河合塾で20年以上のキャリア(小論文関連)を持つ大正大学専任講師の中塚光之介さんだ。
一般的な大学教員像と異なるキャリア
前回、NTTドコモで20年にわたり研究を続け、通算46本の論文を積み上げた「継続力」を武器に、上智大学大学院の准教授ポストを得た深澤佑介さんの事例を紹介した。
今回は、そうした「研究者モデル」とは対極のキャリアをたどった人物である。河合塾小論文科専任講師から、大正大学で日本語表現や初年次教育(大学1年生を対象にした導入教育)を担当するDAC総合学修支援センター専任講師に至った中塚光之介さんだ。
予備校での2万人を超える指導実績と、自ら執筆・出版した書籍、授業力が「論文と同等の業績」として正式に認められ、大学教員のポストへとつながった。この異例のキャリアが示す採用の「新基準」の中身を読み解く。
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