海外旅行先で、サンリオやディズニーのコラボ商品が並ぶ雑貨チェーン「MINISO」を目にしたことはないだろうか。
以前は「メイソウ」のロゴを掲げていたMINISOはエクアドルのキト、ペルーのクスコ、モロッコのタンジェ、インドのジャイプール……。筆者が世界一周で巡った都市のほとんどに店舗があった。マクドナルドがないラオスでも、MINISOは複数軒営業していた。
雑貨、コスメ、スマホ関連製品など旅行者が必要なものは一通りそろう。「百均」ほど安くはないが、日本のコンビニと同水準の価格帯だ。
この便利で気の利いた雑貨店を運営するのは、中国企業「名創優品」。日本ブランドを偽装して世界に出店したが、数年前にSNSで大炎上し、「脱日本化」に追い込まれた企業である。
コロナ禍で海外に出られなかった間に、MINISOはどうなっているのか気になっていたが、皮肉にも日本風味を封印したことで、本格的なグローバルブランドへの道を歩み始めていた。
ユニクロ風のロゴにざわつく
2013〜14年ごろ、中国各地に「メイソウ(MINISO)」のロゴを掲げた店舗が現れ、中国在住の日本人をざわつかせた。
赤と白のロゴはユニクロ風。雑貨中心の品ぞろえは無印良品を思わせる。創業初期は「10元(約220円)均一」で、ビジネスモデルはダイソーに近かった。
店内POPや商品ラベルはすべて日本語。しかし「保湿補水乳だった」「強ぃの洗潔剤」など意味不明な表現が並ぶ。日本人は困惑したが、日本語がわからない中国人は「日本ブランドが中国進出した」と受け止めていた。




















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