日本だけに最適化され、国際競争力を持たない技術や制度がしばしば「ガラパゴス化」と揶揄されるが、その言葉を使っている人のどれほどが、実際の姿を知っているのだろうか。
世界一周旅行を決めたとき、真っ先に目的地に入れたのが「ガラパゴス諸島」だった。
2024年当時、日本で名前だけが独り歩きしてしまったその地で1週間以上過ごして、遭遇した日本人は1人だけ、世界の観光地に必ずいる中国人の姿もなかった。その実際の姿は「ガラパゴス化」が持つネガティブな響きとは程遠い、「孤高」という名がふさわしい唯一無二の楽園だった。
八重山諸島を連想
世界一周でガラパゴス諸島を訪問したと話すと、「どこの国なの?」とよく聞かれる。
ガラパゴス諸島は、南米のエクアドル本土から900キロ離れた太平洋上に位置する。「諸島」の名前が示す通り、名前がついた島だけで120以上あり、上陸できるのは16島。有人島は4つ、そのうち個人で渡航できるのが3つだ。
日本人が想像しやすいように、沖縄県の八重山諸島に例えてみたい。


















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