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財務力が強い上場企業ランキング《完全版》 3位スズキ、2位SUBARU、では1位は?

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昨年からランクアップしたSUBARU(写真:ブルームバーグ)

2027年3月期から時価総額3兆円を超える企業に対してサステナビリティー情報開示が義務化される。非財務情報の開示が広がっているが、企業の存続と成長の土台は、稼ぐ力と守る力である「財務力」が基本であることは変わらない。

そこで企業の財務面の総合力を見るために毎年作成しているのが「東洋経済財務力ランキング」だ。成長性、収益性、安全性、規模の4つのカテゴリーで、それぞれの財務指標(3年平均)を多変量解析の「主成分分析」で相対評価し、各得点を合計して作成。今回は20回目の節目となった。なお多変量解析による企業評価の仕組みは以前ご紹介しているので、こちらを参考にしていただきたい。

対象は25年9月1日に上場している一般事業会社(銀行、証券・商品先物、保険、その他金融は除く)で、25年3月期までの財務データを対象に成長性、収益性、安全性、規模の4つの得点が算出できた3224社だ。使用している財務指標は、財務諸表分析では基本的な項目が中心となっている。このうち収益性、安全性、規模の3つの得点は「CSR企業ランキング」の財務評価にも使っている。今回は上位600社をご紹介する。

INPEXが11年ぶりの首位奪還

ではランキングを見ていこう。トップは昨年2位から順位を上げたINPEX(3762点)。11年ぶりの首位奪還となった。内訳は成長性900点、収益性884点、安全性978点、規模1000点と、すべての分野で高いレベルとなった。原油・天然ガスの開発・生産の国内最大手として、資源価格の高止まりや円安基調を背景に業績が拡大。50%を超える売上高営業利益率など収益力の高さが際立っている。「国際石油開発帝石」時代に4年連続トップ(第6~9回)を誇った実力企業が、再び頂点に立った。

2位は昨年10位のSUBARUが3741点でランクアップした。規模と安全性が1000点。成長性も892点と高い。トランプ関税導入前の25年3月期までとなるが北米市場を中心とした販売好調などが財務数値に表れている。第10・11回で連覇した同社が、トップ3に返り咲いた。

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