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党大会で通常兵器の増強も打ち出した北朝鮮、民生発展・地方成長に発破をかける金正恩総書記(後編)

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朝鮮労働党第9回大会終了後の2026年3月5日に、朝鮮中央通信が配信した写真。金正恩総書記が5000トン級多目的駆逐艦「チェ・ヒョン」に乗船している様子(写真:EPA=時事)

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前編拡充されている金正恩総書記の指導力と権威」からの続きです。)

5年ぶりに開かれた北朝鮮の第9回朝鮮労働党大会で、外交政策や南北関係、核兵器開発をはじめとする軍事分野は、どのように取り上げられたのか。北朝鮮の実情に精通する、元公安調査庁調査第二部長などを務めた坂井隆氏に、朝日新聞記者の箱田哲也氏が聞いた。

外交政策は従来路線を踏襲

箱田党大会ではどんな外交政策を打ち上げたのでしょう。主にアメリカとの関係が気になります。

坂井:予測されたことですが、おおむね従来の路線の踏襲に終始しています。

まず、対米関係では「今後も引き続きアメリカとの対決に万般にわたって準備し、最強硬姿勢を変わらない対米政策基調として確固と堅持する」と、原則的な立場を示しました。

その一方で、「(北朝鮮の)憲法に明記されたわが国家の現在の地位を尊重し、対朝鮮敵視政策を撤回するなら、われわれもアメリカと仲良く過ごせない理由はない」「朝米関係の将来性はアメリカ側の態度に全的にかかっている」と対話再開への期待もにじませています。

箱田:「憲法に明記されたわが国家の地位」とは要するに何のことを言っているのでしょうか。

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