2026年2月28日に始まったイスラエルとアメリカによるイラン攻撃に対して、3月1日に朝鮮外務省のスポークスマンは、イスラエルとアメリカの軍事行動は、侵略行為であり、主権侵害であると非難する談話を発表した。
25年のイスラエルとイランの戦争でも同様である。イスラエルの奇襲で始まった25年6月13日から25日まで続いた「12日間戦争」でも、同月19日に朝鮮外務省のスポークスマンは、イランを攻撃したイスラエルの行為を「不法非道な国家テロ行為」と批判する談話を発表した。
6月22日未明にアメリカがイランの核施設を爆撃すると、6月23日には朝鮮外務省スポークスマンは朝鮮中央通信の質問に回答して「国連憲章とその他の国際法規範に重大に違反する」とアメリカを批判した。
北朝鮮がアメリカを批判したのはなぜか
反米を旗幟としている北朝鮮だからアメリカとイスラエルを批判するのはいつものことだが、共産主義と相容れないイスラム共和制であるイランを支持するのはなぜであろうか。
中東最大の人口を持つイランは、日本の友好国でもあるが、北朝鮮とも関係が良好である。もちろん世界には、日本とも北朝鮮とも友好関係がある国は山ほどある。しかし、イランの場合はアメリカやイスラエルと対立していながら、アメリカの同盟国である日本と友好関係を持っている点でユニークである。
日・イラン国交樹立は1929年8月4日であるから、イラン・イスラム共和国やイスラエルがまだ存在しない時代からの関係だ。北朝鮮とイランの国交樹立は73年4月15日であるから、日本に比べると歴史は浅い。
しかも、最初はそれほど友好的でもなかった。北朝鮮と国交樹立した時のイランは、親米で知られる国王の独裁色が強かったパフラヴィー朝(1925~79年)であった。北朝鮮が非同盟運動に参加するために、国交樹立国を増やした結果であった。























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