「整形しろ」「無理」「顔が終わってる」ひどすぎる誹謗中傷にも笑顔で返す「9年目のソロアイドル」"強さの秘密"

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のうさぎゆんさん
何もわからないまま手探りでアイドル活動をスタートさせた(写真:のうさぎゆんさん提供)
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TikTok、XなどSNSで国内外を問わず自身の容姿に関するアンチコメントを受けたアイドル、のうさぎゆん。
普通であれば心が折れそうなひどい誹謗中傷にも笑顔で「ありがとう」と返すそのメンタリティーはどこで生まれたのか。
まもなくアイドル歴10年を迎える、静岡のローカルアイドルの強さと、生き方に迫る。
【この記事の前編】
「ブサイク」「親が悲しむ」「歯も顔もヤバい」罵詈雑言に打ち勝つアイドルのメンタル「ブサイクなアイドルで何が悪い!」

アイドルとは何か

アイドルとは何なのか。

ある人にとっては、容姿端麗でかわいさを持ち合わせ、歌やダンスといったパフォーマンスを完璧にこなせる存在。またある人にとっては純粋に尊い存在。アイドルそして、ファンの数だけアイドルの定義はあるだろう。

昨今の推し活ブームとあいまってアイドルの数も増え、SNSでは日々多くのアイドルが投稿している。そんな中、改めてアイドルとは何かを考えさせられる出来事が起きた。

ポスト
(画像:公式Xより)
「誰も並んでいない
活動歴9年のアイドルの物販
他の子たちには列ができてました。
人気無さすぎてここに立ってるのが
恥ずかしい…」

「可愛いを諦めて」「無理だよ現実に向き合えよ」「諦めることも大事」……。静岡で活動するソロアイドル・のうさぎゆんに向けられた容姿に対する容赦ない言葉の数々。頑張っているアイドルに対して、一体なぜここまでひどい言葉を浴びせることができるのだろうか。

しかし、のうさぎゆん本人は明るく「ありがとう」と返信し、自虐ネタに切り替え、この炎上投稿に乗った。

「言い返すのは良くないと思って“ありがとう”と返しました。でも流石にコメントが厳しすぎて呼吸が息苦しくなりましたね」

やはりノーダメージではなかったが、それでもめげることなく対応し続けた。「私にはアイドルしかないので」そう言ったのうさぎゆん。彼女はなぜアイドルになったのだろうか。そしてなぜアイドルにこだわり続けるのか。

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