「整形しろ」「無理」「顔が終わってる」ひどすぎる誹謗中傷にも笑顔で返す「9年目のソロアイドル」"強さの秘密"

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「最初の方からあります。悔しくて泣きながら帰ったりとかありました。物販も誰も来ないし暇ですし。今は心が強くなったので残れますけど、最初は“もう終わるね”って早めにあがったりしてました。もう惨めですよね」

決して人前で泣くことはなかった。そして惨めな気持ちを再び奮い立たせステージに上がり続けた。その頃からのうさぎゆんには自身を励ます魔法の言葉があった。

「悔しいことがあるといつも“世界に勝つ”って言ってます」

これはのうさぎゆんが自分自身を否定する言葉を浴びせるそんな世界に勝つ、という決意の表れだろう。SNSに限らず、活動を通して受けた、傷つけられるような発言はたくさんあった。「もう辞めたら」「無理だよ」という否定の言葉。そんな世界に勝つ。この言葉が今の、のうさぎゆんを強く支えている。

ストロベリィキャンディ星のお姫様

「(ストロベリィキャンディ星のお姫様という)このスタイルなのでたくさん馬鹿にされてきました、でもこのまま辞めるのは悔しいですし、なんか負けた気がするんです。それ以上にアイドルが大好きだしこれしかないって思ってます」

ストロベリィキャンディ星のお姫様、永遠の17才のうさぎゆん。彼女のアイドル人生はまだ道半ば。キラキラしたアイドルは世界にどう勝つのか。そんな物語もまたアイドルの形のひとつではないだろうか。

ストリートライブ
ストリートライブではフライヤーを配り、ライブ後は観客からの投げ銭に支えられる(写真:松原大輔)
【この記事の前編】
「ブサイク」「親が悲しむ」「歯も顔もヤバい」罵詈雑言に打ち勝つアイドルのメンタル「ブサイクなアイドルで何が悪い!」
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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