「世界トップレベルの人材を、なぜ東大は受け入れなかった?」 "数学オリンピック金メダル"受賞者が東大推薦に落ちた理由

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(写真:yuto@photographer / PIXTA)
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「数学オリンピック金メダル受賞者が東大推薦に不合格になった」とネット上で話題となっています。実は、東大推薦では卓越した能力が証明されていても不合格になることが珍しくないといいます。東大生で著作家の西岡壱誠さんに詳しく伺いました。

2026年2月11日、東京大学推薦入試の合格発表が行われました。今年の合格者は93人。制度開始以来、過去最多人数となりました。

私が指導している生徒の中にも合格した子、不合格になった子がおり、まさに悲喜こもごもの1日でした。

そんな中で、改めて感じたことがあります。それは、本当に華々しい経歴を持っている人でも不合格になるという事実です。

今年の推薦入試では、国際数学オリンピックに毎年出場し、金賞を受賞している高校3年生が推薦で不合格になった、とネット上で話題になりました。ほかにも自分が知っている中では、国際的な資格試験で好成績を収めた生徒や、高校時代に国際的な論文を執筆した生徒、卓越した英語力を持つと認められた生徒などが不合格になった事例があります。

数学オリンピックのメダル
高校生以下の学生が数学で競う国際大会。2025年は110の国から630人が集まりメダルを争った。1つの国から出場できるのは6人まで(公益財団法人 数学オリンピック財団公式HPより)

こうした状況を見ると、「なぜ?」と思う人も多いでしょう。「そんな実績があって落ちるなら、何を評価しているのか?」と。

実績はきちんと評価されているはず

まず確認しておきたいのは、東大推薦入試が卓越した才能を軽視しているわけではない、ということです。東大推薦入試の募集要項には、「卓越した才能の客観的根拠(コンテスト入賞、語学試験高得点、国際的活動の評価文書など)」が評価対象となると明記されています。

つまり、数学オリンピックでの金メダル獲得歴は間違いなく評価されるはずです。

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