「E判定は受かるわけない」という親の無知。毒親に 「こんな点数で受かるわけないでしょ」と殴られた娘の消えない恨み

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漫画「令和の受験親の『フツウ』」
『知らないと合格できない 令和の受験のフツウ』©西岡 壱誠/KADOKAWA
令和の時代の受験事情は、昭和や平成の時代とは本当に大きく変化していて、また変化し続けています。今回は、取材の中で見えてきた令和特有の受験事情を漫画も絡めながら解説した書籍「令和の受験のフツウ」を上梓した西岡壱誠氏に、大学受験で勘違いをする親の「フツウ」について、お話を伺いました。
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善意が、かえって子どもの足を引っ張ることもあります。

大学受験は、子ども本人だけでなく、親にとっても初めての経験になることが多いものです。そのため、どうしても「自分たちの時代の常識」や「耳に入りやすい情報」を頼りに判断してしまいがちです。

しかし、今の大学受験は親世代とは大きく様変わりしています。善意のつもりでの声かけや判断が、結果として子どもを追い詰めてしまうケースも少なくありません。

ここでは、大学受験で親が特に勘違いしやすいポイントを4つ紹介します。

大学受験で親が勘違いしていること4選

① 模試の判定システムを誤解

「A判定じゃないと合格できない」は大きな勘違いです。

模試の結果が返ってくると、どうしても目が行くのが「A・B・C・D・E」という判定です。そして多くの親が、無意識のうちにこう考えてしまいます。「A判定じゃないと合格は無理なのでは?」。

しかし、これは事実ではありません。模試の判定は、あくまで同じ模試を受けた受験生の中での相対評価にすぎないのです。

模試の判定について、多くの人が「A〜E判定は20%ずつ均等に分布している」と思い込んでいます。しかし、これは大きな誤解です。

実際には、E判定が志望者全体の約60%を占めています。A判定やB判定はそれぞれ5〜10%程度、C判定とD判定が各10〜15%程度という偏った分布になっているのです。

模試の判定は、「人数」ではなく「合格可能性」で区切られています。合格可能性80%以上がA判定、60%以上がB判定というように設定されるため、結果として合格ボーダーから離れた受験生がE判定に集中するのです。

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