なぜあのチームはギスギスするのか?「ループ図」で人間関係のメカニズムを可視化し、モヤモヤを解消する方法

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チームの対立のイメージ
人間関係など、様々な問題の裏に潜む「メカニズム」を「ループ図」を使って整理してみましょう(写真:foly/PIXTA)
「一生懸命取り組んでいるのに、なぜか仕事が空回りしてしまう」。そんな悩みの正体は、能力不足ではなく「物事の捉え方」にあるかもしれません。膨大な情報を整理できない、人間関係がギスギスする、やる気が続かない……。こうした複雑な問題に直面したとき、デキる人は感情や根性に頼らず、事象を「図」で捉えて本質を抽象化する力を発揮しています。
本記事では、新刊『13歳からの図で考える問題解決』で紹介されている思考メソッドをベースに、ビジネス現場の難題を鮮やかに解決するヒントをお届けします。図という強力な武器を手に、正解のない時代を自力で切り拓くための「確かな問題解決力」を身につけていきましょう。

「あの人とはどうも馬が合わない」「チームの空気がギスギスしていて居心地が悪い」。職場の悩みにおいて、常にトップに君臨するのが人間関係です。多くのビジネスパーソンは、これを「相手の性格の問題」や「相性の良し悪し」として片付けてしまいがちですが、いわゆる「シゴデキ(仕事ができる)」と呼ばれる人々は、こうした複雑な感情の問題さえも、ロジカルな「構造」として捉えています。

そこで武器となるのが、問題の裏に潜む原因や論理のメカニズムを可視化する「ループ図」です。

ループ図
(画像:『13歳からの図で考える問題解決』より)

諸悪の根源は性格ではなくメカニズム

13歳からの図で考える問題解決
『13歳からの図で考える問題解決』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

職場のトラブルや停滞、人間関係の摩擦といったあらゆる「現象」の裏側には、それを生み出す論理の流れや「メカニズム」が必ず潜んでいます。ループ図とは、まさにこのメカニズムを理解するための図です。

実は、このループ図に抵抗感をもつ人が結構多くいます。その理由は2つあります。1つ目は、ほとんどの人がA→Bの直線的な論理にあまりに慣れてしまっている点です。たとえば、「優れた企業(A)は優れた人材(B)を有している」は一見その通り(A→B)のように聞こえます。しかし、逆に「優れた人材(B)がいるからあの企業は優れている(A)」という論理も成り立ちそうです。でもヒトは、どちらか一方の視点に囚われがちで、A→B→A→B→・・・という循環の論理まで意識が向きにくいものなのです。

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