大学附属校は「高校からが狙い目」という理由4つ 「塾なし組」でも十分に合格可能な入試方法も
首都圏の受験者数が9年連続で増加するなど、収まる気配のない中学受験の過熱ぶりですが、現役塾講師であり教育系インフルエンサーの東田高志(東京高校受験主義)さんは、その理由の1つとして「高校受験の情報が少なすぎる」と指摘します。親世代の時代と比べて大きく様変わりしている大学附属高校受験の現状とは、いったいどんなものなのでしょうか?
東田さんの著書『「中学受験」をするか迷ったら最初に知ってほしいこと: 4万人が支持する塾講師が伝えたい 「戦略的高校受験」のすすめ』より一部抜粋・再編集してご紹介します。
大学附属校は実は中学受験よりもハードルが低い
高校受験の魅力として、中学受験と比べた大学附属校の入りやすさがよく挙げられます。
首都圏には、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学などの有名私立大学の附属校・系列校がいくつもあります。そして中学受験よりも高校受験のほうが入学のハードルは低く、狙い目であるといわれています。その理由は以下の通りです。
1 教科数が少ない
中学受験は、理科と社会を含む4科目入試です。理科、社会は小学生に求める知識量としては膨大で、大きな学習負担となります。これに対して高校受験の大学附属校は3科目入試です。英語、数学、国語の3科目に比重を置いた勉強で大学附属校を狙えます。
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