沖縄県の東大合格者はなぜ少ないか
沖縄県の高校全体からの東大合格者は、2020年代の統計ではだいたい5〜10人程度となっています。
サンデー毎日の発表している東京大学合格者数ランキングでは、25年の沖縄県の高校からの東大合格者数は16名となっていますが。
このうち一番は広域通信制高校であるN高等学校の6人ですので、純粋に沖縄県の普通科高校から東大に合格している人の数としては10人ということになります。
5~10人という数字は、他の都道府県と比べて決して低い数字ではないのですが、沖縄県が少子高齢化の日本の中にあって合計特殊出生率40年連続1位の多産な都道府県であることを鑑みると、別の考え方ができます。
人口比率に落とし込むと、日本でトップクラスに高校生が東大に行っていない都道府県なのです。高校3年生1000人のうち0.5〜0.6人程度しか東大に合格していないことになり、この数字は47都道府県でほぼ最下位ということになります。
なぜ、沖縄県の東大合格者数は少ないのか?「沖縄県は所得水準が全国と比較して低く、これが教育格差につながっているのではないか」と指摘されることが多いですが、実際にはまた違った見方ができるとも考えられます。
今回はこのことについて、主に沖縄県で指導を行っている学習塾である学習受験社ガゼットの吉田社長と金城本部長からお話を聞いてみました。




















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