最新《東大理3》合格者数ランキングに“異変” 超名門の中に地方公立の星「富山中部」、大躍進の理由とは

1万人に1人の頭脳ともいわれる東大理3
東大合格者3000人に対し、理科3類の定員はわずか97名分しかなく、同世代人口100万人の中の上位100人(1万人に1人の頭脳)とも言われます。この「東大理3」の合格者がどの高校から何人輩出されたのかが、受験業界では毎年注目されています。
さて、今年の「東大理3」高校別合格者数TOP5はこちらの結果になりました。
2位 灘高校(9名)
3位 桜蔭高校(7名)
4位 開成高校(5名)
4位 聖光学院(5名)
昨年の王者であり、例年理3合格者数1位の常連だった灘高校は2位へと後退し、筑波大学附属駒場高校が合格者を昨年の8名から7人増やして15名となりトップに躍り出ました。
その他にも名だたる進学校がずらりと並び、一般選抜募集人員97名に対し、上記上位5校の合格者合計は41名と42%を占める結果となりました。
これらの学校は、なぜここまで多くの合格者を輩出することができるのか。
本記事では、2025年の東大理3合格者が多いトップ5校について、深掘りしてみました。
1位は筑波大学附属駒場高等学校、通称「筑駒」です。
世田谷区池尻に所在する国立校で併設混合型中高一貫校の男子校です。
最寄りは「駒場東大前駅」と、東京大学進学にあたっては最高の立地であり、本校から東京大学駒場キャンパスまでは徒歩10分程度。その立地と東大合格率の高さから、「東大附属」とまで呼ばれることもあるようです。
受験情報サイトReseMomによると、本校は中学受験偏差値では東大合格者数トップの開成高校を上回り関東最上位に位置しており、本ランキングで2位の兵庫県の灘高校と双璧を成す国内トップ進学校の1つとされています。
本校は中高受験で最上位層が集まり、本物の「天才」が多くその門をくぐる中で、その才能を生かす教育が行われています。
当然各教科の授業はハイレベルなものが展開されますが、特徴的なのは「特注黒板」です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら