アニメ産業の快進撃はどこまで続くのか──。
2025年は、7月に公開されたアニメ『鬼滅の刃』の劇場版最新作が、日本映画史上初めて全世界興行収入1000億円を突破。産業としての躍進ぶりが際立つ1年だった。
日本動画協会が発表した最新の市場規模は3兆8407億円(24年、前年比14.8%増)で、過去最高を更新。海外での成長が牽引している。

カギを握る北米市場
飛躍のカギを握る市場が北米だ。米調査会社グランド・ビュー・リサーチによると、24年の北米アニメ市場は約37億ドル(約5500億円)に上り、30年には100億ドル弱への成長が見込まれている。
25年7月にロサンゼルスで開催された「アニメエキスポ」は、4日間で過去最多の41万人超を動員。会期中、会場となったコンベンションセンター周辺の巨大な施設や飲食店、道路はアニメファンらであふれかえり、北米市場の急成長を裏付ける活況だった。



















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