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スシロー、吉野家…リスクある中国市場を選ぶ理由。東南アジアなど開拓の足がかりにも

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スシローに並ぶ大勢の客
上海初出店のスシローの店舗には長蛇の列ができた(写真:FOOD & LIFE COMPANIES)

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AIの社会実装と「国策」の追い風を軸に、日本の産業界が新たな成長局面へ踏み出した。本特集では、2026年の主要35業界の動向を徹底予測する。

2025年12月上旬、中国・上海の大型ショッピングモールにFOOD & LIFE COMPANIES(以下F&L)の運営する大手すしチェーン「スシロー」が開店した。上海初出店となるこの店では一時、待ち時間が10時間を超えた。現地ではマグロなど約6割の商品が10元(約220円)と日本よりも高い値段設定だが、その人気ぶりがうかがえる。

サプライチェーンは対策済み

高市早苗首相の発言を機に生じた日中の対立が、中国に出店する日系外食チェーンに影響することが危惧されたが、今のところ目立った影響は出ていない。中国に店舗を持つ大手外食チェーンの関係者も、「現時点では大きな影響があるとは考えていない」と話す。

中国による日本産水産物の禁輸措置などもあるが、サプライチェーンについても多くの企業が対策済みだ。例えば「はま寿司」を運営するゼンショーホールディングスは、23年の東京電力福島第一原子力発電所の処理水海洋放出に対する水産物禁輸措置後に、使用する水産物を日本産以外に切り替えており、大きな影響はないという。

ただ、これまでも日中関係の悪化を契機として日本製品の不買運動は発生してきた。中国市場での事業展開において、今後も外交上のリスクは存在し続ける。

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