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DX特需に沸くコンサル業界「大量採用」に潜む死角。アクセンチュア、ベイカレント、デロイト…

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握手をする前社長の江川昌史氏と新社長の濱岡大氏
アクセンチュアは10年間社長を務めた江川昌史氏(左)が2025年12月から代表取締役会長に、濱岡大氏が新社長に就任した(撮影:尾形文繁)

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AIの社会実装と「国策」の追い風を軸に、日本の産業界が新たな成長局面へ踏み出した。本特集では、2026年の主要35業界の動向を徹底予測する。

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)や人手不足などを背景に、コンサルティング業界は2026年も成長を続ける。

IDC Japanによると、24年の国内市場規模は前年比10.8%増の7987億円だった。26年以降の伸びはわずかに減速するが、年率10%のペースで成長を続け、29年に市場は1兆2832億円に達すると予測されている。

AIの活用支援が成長ドライバーに

大手コンサル各社にとって、今後の成長ドライバーになるとみられるのが、AIの活用支援だ。

野村総合研究所の柳澤花芽社長は、「(顧客側で)以前は2人体制で行っていた業務をワンオペにしなければいけない、という話をよく聞く。現場におけるオペレーションの質を保つためには、省人化対応として業務を自律的にこなすAIエージェントを置かないといけない」と指摘する。

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