【20人が5時間半も】東京スカイツリー・東芝製エレベーターで閉じ込め事故、「安全のために止まりすぎる」矛盾
スカイツリーのエレベーターは特殊
ーー日本において、高層ビルのエレベーターに長時間閉じ込められる事故というのはあまり聞いたことがありません。
そもそも、設置されている場所が特殊だ。日本には高層のランドマークがいくつかあるが、あそこまで高い建物は少ない。さらに、40人を乗せて、高速で高いところへ運ぶというのはなかなかない。
そういう意味で今回のケースは非常にまれだと考えるのが自然だ。
ーースカイツリー規模の高層建築物向けのエレベーターを設計・開発、あるいは運用する難しさはどこにあるのでしょうか。
性能面だけでなく、今回のような故障が起きた時にどう救出するかを考えるのがとても難しい。
今回、他にない形で救出方法を取れたのは、メーカーが「いざというときにどう救出するか」を考えていたからだろう。通常、高層ビルにはフロアがあるので、止まってしまっても最寄り階に避難させることができる。
ところが、スカイツリーは5階から上は340~350メートルの展望デッキまで何もない。そこで緊急停止したら、点検する人が使うようなはしごなどを使って避難することしかできない。一般の人には危険だ。
そうした問題を東芝エレベータがよく考えていて、乗り物の側面に緊急避難の脱出経路を作り、いざというときは隣の動いているエレベーターを横付けして、そこへ避難させ、そのエレベーターで安全に降ろす方法を開発段階で検討し、実装していた。





















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