2024年10月に上場した東京地下鉄(東京メトロ)。インバウンド(訪日客)需要などをバネに、この先も利用者は増えるのか。小坂彰洋社長に聞いた。
都区部の輸送量は増加が続く
──26年の地下鉄輸送量は、どのような見込みでしょうか?
訪日客と日常利用客の両方で輸送量が増加傾向にある。日本全体が人口減少期に入っている中、東京都区部(23区)の人口は右肩上がりで、当社は恵まれた経営環境にある。千代田区など都心5区でオフィスの延べ床面積が増えても空室率が下がっていることからわかるように、都心に集まるオフィスワーカーも増えている。
これらの要因により、25年度は旅客運輸収入が前期比3.8%増となる見込みであり、26年度も約3%の伸びを見込んでいる。
──高市早苗首相の政治的発言の影響で、中国人客の動向に変化はありますか。
日本政府観光局(JNTO)によると、24年の訪日客は日本全体で約3700万人と過去最高だった。東京でも、この流れを受けて鉄道の利用が増加した。その傾向が継続している。



















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