日欧への資金シフト続きアメリカ株は軟着陸。日本株やヨーロッパ株などへの資金移動増えるが、アメリカ経済好調で経済や株式市場は安定。
アメリカの代表的な株価指数であるS&P500指数は2024年末から26年2月20日にかけて15.7%(対数変化率、以下同)上昇した。ただ、日本のTOPIX(東証株価指数)の31.3%、ヨーロッパのSTOXX600指数の22.2%は大きく下回っている。しかし株価に重要な影響を与える企業業績や金融環境ではS&P500はこの逆だった。
S&P500は企業業績向上が貢献
株価は12カ月先予想EPS(1株当たり利益)にPER(株価収益率)を乗じたものと捉えることができる。この場合、PERの逆数は「株の益利回り」と呼ばれる。その株の益利回りと10年物国債利回り(長期金利)の差は、国債に比べて値動きが大きい株式に求められるリスクプレミアムと解釈される。この考えに基づき、株価の変化を12カ月先予想EPS要因、長期金利要因、リスクプレミアム要因の3つに分解することができる(STOXX600はドイツ長期金利を使用)。その結果を見ていこう。
上記期間の12カ月先予想EPS要因はS&P500が+16.1ポイントで、TOPIXは+13.6ポイント、STOXX600は+3.8ポイントだった。S&P500がほか2つを上回っていたことがわかる。
長期金利要因では、S&P500は+9.8ポイントで、TOPIXの▲(マイナス)15.7ポイント、STOXX600の▲5.3ポイントを上回った。同期間にアメリカの長期金利は45ベーシスポイント(bp)低下する一方、日本は102bp、ドイツは37bp上昇したことが反映した形だ。























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