化学業界では石油化学(石化)分野を中心に、生産設備の集約や事業統合の動きが活発だ。2026年もこうした動きは続くのか。住友化学の水戸信彰社長に聞いた。
再編は待ったなし
――なぜ石化分野で再編や構造改革の動きが相次ぐのでしょうか。
過去、石化は4〜5年で好・不況を繰り返す業界だったが、23年ごろから市況悪化が構造的になった。主因は増産投資を続けてきた中国だ。
(代表的な基礎原料の)エチレンは日本の年間生産能力が約600万トンのところ、中国では毎年300万〜400万トンの新規設備が稼働し、供給過剰だ。市況悪化は5年、10年といった形で長期化するとみられている。再編は待ったなしで、26年も続くだろう。
――一方、石化は生活に欠かせないエッセンシャル産業です。日本にどうやって残しますか。
大きな塊にまとめるのがベストだ。国内は2つか3つのグループになるだろう。エチレンなど川上の領域はともかく、川下の誘導品(基礎原料から作られる中間原料)は製品も顧客も多岐にわたるため再編の難易度が高いが、それでもやらないといけない。
当社の石化事業はすでに規模が小さくなっており、われわれが主導するのは難しいものの、前向きに検討していきたい。




















無料会員登録はこちら
ログインはこちら