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中国が漁船2000隻集結の異様な状況。中国で進む戦争準備の一方で、「指揮系統が空洞化」する中国人民解放軍の深刻な内実

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中国は戦争時に海上民兵を活用しようと漁船の動員について訓練しているとみられる。写真は2015年の浙江省の港(写真:Gilles Sabrie/The New York Times)

2026年1月16日に米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が中国海上民兵船舶の異常な行動を報じた。25年12月25日には約2000隻、26年1月11日には約1400隻にも上る漁船が東シナ海の中央付近の海域に集結し、南北300km以上の壁を形成した。

単純なメッセージではない

NYT記事がタイトルでも「数千隻の中国漁船が静かに巨大な海上バリアーを形成」とするように、中国はこの行動を積極的に公表していない。このことは、中国海上民兵のバリアー形成がアメリカなどに対する単純な戦略的メッセージではないことを示唆している。

6人の泰斗が中国の政治・経済・社会の実相に斬り込む。【木曜日更新】

中国人民解放軍東部戦区は、25年12月29日および30日に台湾周辺で「正義使命︱2025」統合演習を実施した。29日に東部戦区はSNSの微博の公式アカウントで同演習の実施を公表し、同戦区メディア・センターは立て続けに動画を公表している。さらに、中国海事局は緯度・経度を明記して演習海空域を示した航行警報を発出した。

この演習は、中国が台湾および背後にいるアメリカを威嚇するために行ったと考えられる。東部戦区が公開した動画には、台湾に対する海上輸送および軍事支援の線を断つという内容が見て取れる。

台湾に対しては海外からの支援は得られないと絶望させ、アメリカには、西太平洋海空域は中国が軍事的に押さえられることを示したかったのだと考えられる。

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