銀行などの出向先代理店28社から内部情報を無断で持ち出していた問題をめぐって、第一生命ホールディングス(HD)が銀行に隠蔽しようとしていた疑いが強まり、窮地に立たされている。
第一生命HDは2月12日に開いたオンライン記者会見で、情報の無断持ち出しを銀行などに昨夏まで報告しなかったことについて、報道陣にこう説明していた。
「早期に報告すべきという配慮、議論ができていなかった」「説明しないという意思決定をしたというよりは、意思決定自体が明確にできていなかった」「代理店側に確認が必要との認識に至らなかったことは真摯に反省している」「経営の責任だ」(甲斐章文執行役員)
つまり、無断で持ち出した情報の取り扱いなどについて銀行などに確認が必要かどうかという認識にすら至らず、その要否についても議論すらしていなかったという、浅慮を装ったような苦しい説明に終始していたわけだ。
経営陣による隠蔽の疑いと虚偽説明の可能性
ところが複数の関係者によると、この問題が社内で発覚した際、菊田徹也社長ら一部の役員が議論する中で、銀行などに対して「報告や確認は不要」として、隠蔽と疑われかねない判断をしていたことがわかった。






















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