〈広告大手の新局面〉ADK、「ベイン→韓国ゲーム大手」へ電撃売却の舞台裏…大山社長「巨大企業にはない武器で、競合を追従しない"圧倒的3位"へ」
ベイン傘下で変わったこと
――大山社長は19年に電通グループなどを経てADKに移籍し、22年から社長を務めてきました。再上場とはなりませんでしたが、ベイン目線ではイグジットにこぎ着けた形です。
株主だったベインとは、非常に密なコミュニケーションを取ってきた。幸いなことに、ベイン側には電通グループ出身者や電通時代に仕事をしたことのある人物が在籍していた。ファンドでありながら、(広告業界に対する)深い理解に基づく提案を受けてきた。
(就任時に)企図したことの中でも、とくに生産性は向上した。かつて収益性に課題があった広告制作子会社のADKクリエイティブ・ワンは、この数年で営業利益を2桁億円規模で稼げるようになってきた。
(アニメ製作などの)コンテンツ領域も、グループ全体の営業利益の3分の1程度を占めるまでになった。『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』などのIPへの長期にわたる取り組みに加え、『夏目友人帳』や『2.5次元の誘惑(リリサ)』といった作品への出資件数も積み上がっている。
――上場廃止直前の17年12月期は売上高3528億円、営業利益71億円でした。目下、グループ連結の収益規模は?
24年時点で、年間取引高(取扱高)は約3480億円に達している。営業利益は安定的に100億円超となっており、昔に比べれば稼ぎ出せている。






















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