有料会員限定

企業のサイバーセキュリティーを脅かす"AIの悪用"。データセンターへの攻撃も深刻化

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
サイバーセキュリティーのイメージ
テレワーク普及やクラウド化が進み、サイバー攻撃のリスクが拡大(写真:PIXTA)

特集「2026年大予測③業界・企業編」の他の記事を読む

AIの社会実装と「国策」の追い風を軸に、日本の産業界が新たな成長局面へ踏み出した。本特集では、2026年の主要35業界の動向を徹底予測する。

「DX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、効率が上がっている企業ほど危ないのではないか」

あるセキュリティー企業のトップは近年のサイバー攻撃増加をこう分析する。2025年もアサヒグループホールディングスにアスクル、大手生損保の業務委託先からの情報漏洩など、サイバー攻撃被害が耳目を集めた。

注目すべき2つのポイント

その中で注目すべきポイントが2つある。1つはクラウド環境をどう守るか、という点だ。

セキュリティー専業大手トレンドマイクロの岡本勝之・セキュリティエバンジェリストは、「攻撃される場所が変化しており、企業の社内ネットワークだけでなく、データセンター(プライベートクラウド)で稼働する基幹システムが狙われるパターンが大きな被害につながっている」と指摘する。

次ページAIを悪用した攻撃が現実問題に
関連記事
トピックボードAD