最新《東大理3》合格者数ランキングに“異変” 超名門の中に地方公立の星「富山中部」、大躍進の理由とは
生徒が自分の考えや意見をたくさん書き込めるように、各教室には教室の端から端までの広さの特注の黒板を設置しています。
わからないことはわからないとはっきり意思表示し、授業が終わっても理解できるまで繰り返し質問に来る生徒も少なくない状況で、「分かる」ことへのこだわりを持つ生徒が多いようです。
国立大学の附属校には、地域のモデル校となるような先導的教育の取り組みをすることがミッションのひとつとして示されています。その一環に地域貢献があり、2007年度から世田谷区との共催で筑駒アカデメイアが始まりました。
アカデメイアでは、小学生を対象に教員と中学科学部・高校化学部の生徒が実験教室を開催したり、筑波大と本校の教員が学校周りの樹木について解説したりする講座もあります。
学びを還元するには高いレベルの理解が不可欠ですので、そのような意味でも上記のような取り組みは超上位層の生徒を確実に伸ばすことに寄与しているようです。
言わずと知れた関西ナンバー1進学校で、兵庫県神戸市東灘区に所在する中高一貫の男子校です。
最寄り駅は阪神電鉄本線の「魚崎駅」です。
関西にとどまらず名古屋〜岡山地域のトップ層が集まる本校は2024年度には東大合格者数ランキング3位にランクイン、本年も77名を記録しました。
また、特筆すべきは日本の大学受験最難関にあたる「理科3類」の合格者数で、例年全国トップを記録します。2013年には本校から27名の理科3類合格者を輩出し、受験業界にどよめきが起こりました。
本年は9名と、例年と比べれば若干低調でしたが、それでも全国2位につけました。
本校の特徴は生徒たちの能力の高さとそれを伸ばす授業の質にあります。
まず、関西トップ層が入学することに加え、その入試問題は「地頭の良さ」を測る問題が多く出題される傾向にあると受験関係者は語ります。
特に数学、理科などは暗記や一夜漬けでは太刀打ちできず、発想力や筋の良さ、処理能力の速さ、思考の深さなどを問われることで知られます。
もちろん6年間でサボってしまう生徒もいますが、鉄緑会大阪校のSAクラスやMEPLOなどに1年生から通い、順調に伸びて学年220人中30位以内にいれば理3も射程圏内と扱われるそうです。
浜学園、希学園→灘高校(鉄緑会大阪校)は、東大理3への黄金ルートと言えるかもしれません。
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