不登校の児童生徒数がうなぎ登りで増えています。文部科学省の調査によると、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒数は過去最多の35万3970人(前年度比7488人増)で、12年連続の増加、35万人超えは初めてです(文科省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」)。
その一方で増えているのが、フリースクールやオルタナティブスクール、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)など、学校以外の子どもの居場所や学びの場です。
日本では2017年に、学校復帰が唯一のゴールではなく、多様な学び方を尊重し、子どもの意思を尊重しながら、社会で自立するための支援を目的とした教育機会確保法が施行され、学校復帰「だけ」が目的ではなく、多様な学び方・進路選択を後押しする子どもの「居場所」や「学びの選択肢」を増やす動きがここ数年で加速しています。
学校以外の子どもの居場所や学びの場が増えている
そんな中、12月7日、東京都内の多様な学び場が集結するフェア「FandA(ファンダ)フェア2025」が開催されたので取材をしてきました。当日は18団体、19スクールがブースを出展。来場者数は約140名と賑わっていました。
今回の会場となった東京コミュニティスクールは、約20年の歴史があるオルタナティブスクールです。オルタナティブとは「代替えの」という意味ですが、もう一つの選択肢として、従来の画一的な公教育とは異なる独自の教育理念・カリキュラムを持つ学校の総称です。



















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