
都心と地方の教育格差が広がっている
数十年前から、日本国内における地域間の教育格差の深刻さは繰り返し指摘されてきました。
その解消を目指し、オンラインツールを活用した新しい学び方や映像授業、さらにはGIGAスクール構想などが導入されてきました。
しかし、令和の今、教育格差はむしろ拡大の一途をたどっています。とくに深刻なのが、北海道です。
広大な土地に散在する学校、人口減少による適切な競争の喪失や教育機会の縮小、経済格差の拡大……さまざまな要因が重なり、北海道には現在深刻な教育格差が横たわっています。
最新の統計によれば、旧帝大の一角である北海道大学の2025年道内出身者割合はわずか29.6%。一方で2025年の北海道大学の関東出身者割合は30.6%と道内出身者より多くなっています。かつては道内出身者が6割を超えていたことを考えると、瞠目の減少数になっています。
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