「深さ」と「速さ」という2つのタイプ
東大受験の指導をしていると、「どこで合否が分かれるのか」という質問をよくいただきます。
「努力量ですか?」「基礎力ですか?」「才能ですか?」といった質問です。もちろん、それぞれが大切であることは間違いありません。けれど、私が実際に何百人という東大受験生を見てきて、最も強く感じるのは、合否を決めるのは“速度”だということです。
頭の良い生徒といっても、そのタイプは大きく分けて2つあります。
1つは「思考が深い人」。もう1つは「思考が速い人」です。
深いタイプは、じっくり考え、あらゆる可能性を検討し、納得してから答案を書き始めます。論理的で慎重、完成度の高い答えを出す傾向があります。
一方で速いタイプは、まず手を動かしながら考えるスタイル。瞬時に仮説を立て、間違いを恐れずに試行錯誤を繰り返します。判断が早く、テンポよく次の問題に進むのが特徴です。



















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