《なぜ東北大は一般入試を廃止するのか》総合型選抜化が進む令和の大学受験は学力不要?「勉強よりボランティア」と安易に考えてはいけないワケ

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漫画『ドラゴン桜』
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があると考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当も務めた西岡氏が、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。
連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が今年発売され、好評を博しています。連載第205回は、東北大学の入試制度改革についてお話しします。
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東北大学が示した衝撃的方針──「一般入試を廃止」

なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること
『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

近年、大学入試の在り方が大きく変化しています。

これまで主流だった「一般入試=ペーパーテストによる選抜」は縮小傾向にあり、代わって「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」が拡大しています。

その象徴的な動きを見せたのが、国立の名門・東北大学です。東北大学は「2050年までにすべての入試を総合型選抜に切り替える」という方針を発表し、教育界に大きな衝撃を与えました。

国立大学が一般入試を廃止し、受験のすべてを総合型に移行するというのは前例のない試みです。

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