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入学者は年10万人目前「総合型選抜」急増の背景 マンモス大学でも導入、進む大学入試の「早期化」

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高校2年生で一般選抜にするか総合型選抜にするかの進路指導が主流に (写真:pearlinheart/PIXTA)

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18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。

マンモス校が態度を一変

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慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で「AO入試」が実施されたのが1989年。かつては、受験生獲得の青田買い入試として、大学受験では長らく格下扱いをされてきた。

現在は「総合型選抜」という名に変わり、高校・大学ともにその意義を見直すようになってきている。

大きな変化は、総合型選抜の実施に必要な労力を惜しんで、導入に消極的だった「マンモス大学」が態度を一転させたことだ。総合型選抜の再整備を進め、一般選抜、学校推薦型選抜と並ぶ、「3つ目の入試」として積極的に活用する方針を打ち出している。

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