18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。
ここでは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の新キャンパス・新学部の設置予定と、財務を記載した「大学四季報」を紹介する。
立教は26年に環境学部を設置へ
明治大学の生田キャンパスでは、25年春の利用開始に向けて、新校舎「センターフォレスト」の建設が進む。図書館と教室のほか、個人学修に対応したラーニングコモンズも整備。隣接する中央校舎との間を連絡ブリッジでつなぐ。
青山学院大学では、24年4月、新図書館棟「マクレイ記念館」が青山キャンパスにオープンした。
地下1階・地上6階建てで、収蔵冊数は約150万冊に上る。
地下1階と地上1階の情報学習フロアは、持ち込んだパソコンや館内の機器を使って画面を投影しながら資料の作成や議論をするといった、多様な学修スタイルに対応。書籍による学びだけでなく、デジタルの学び、対人コミュニケーションを介した学びなど、学びの融合を図る施設になっている。
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