
東北大学は2024年11月に初の「国際卓越研究大学」に正式認定 (写真:PIXTA)
18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『週刊東洋経済』では毎年、臨時増刊『本当に強い大学』を刊行し、最新の大学の現状や課題をまとめている(2025年版の購入はこちら)。
新たな学部・学科の設置やキャンパス・施設整備、特色ある教育・入試の取り組みなど、有名31大学の最新動向を伝える(今後の新設予定などは仮称)。
旧帝大(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州)に一橋、東京科学、神戸を加えた難関10大学を取り上げる。
北海道大学は2024年10月、函館キャンパスに「水産科学未来人材育成館」を設置した。水産科学館と図書館の建物が老朽化したことから、両者の機能を統合した3階建ての施設を新築。学外者も利用できる。
3階の水産科学館には、水産学部4学科の研究内容紹介や、トドやラッコの剥製展示のエリアを設置。2階の図書館には、水産・海洋科学に関する資料がそろう。X線透視装置を備えた実験室もあり、地域の小中高生の体験授業などにも使われる。
東北大がユニット再編成
東北大学は24年11月、「国際卓越研究大学」に正式認定された。同制度は、世界最高水準の研究大学を国内につくることが目的。国が設立した10兆円規模の「大学ファンド」の運用益の一部を、認定大学の支援に充てる。東北大は初の認定大学で、25年度は154億円の支援を受ける。
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