18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。
ここでは早稲田大学・慶応義塾大学・上智大学・東京理科大学の新キャンパス・新学部の設置予定と、財務を記載した「大学四季報」を紹介する。
東京理科大は26年に新学部開設予定
早稲田大学では、西早稲田キャンパスの再整備が進む。第1期工事では52、53、54号館を建て替え、施設面積を約3倍に増床。歴史的価値のある現52号館は残し、利用を継続しながら、建物をまたぐ形で新52号館を増築する。
早稲田キャンパスには新9号館を建設中。教育学部と同研究科が主に使用する教室に加え、全学生が自由に使えるコモンスペース、学生参加型プロジェクトやスチューデント・ジョブ(学内アルバイト)のサポート拠点も設ける。27年度から利用開始の予定。
慶應義塾大学では、25年4月を目標に、アントレプレナーシップを育む低学年向け講座の新設を目指す。
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