今回は「補助金が多い私立大学ランキング」をご紹介する。大学の決算書(財務諸表)は、学校単位で開示されるケースもあるが、「学校法人単位」で開示されているところがほとんどだ。
東洋経済では、各大学法人の財務状況をまとめた「私立大学財政データ」を作成しているが、数字は法人単位の決算書で集計している。傘下に複数の大学を持つ学校法人は、合算された数字で見ることになるので注意が必要だ。
私立大学の収入は、学生が支払う授業料が中心だが、国や自治体から得る「補助金」が大学経営の命綱となる。
なぜなら、収入に占める補助金の割合は、平均的に1~2割で、この分がなくなると赤字に陥る大学は多い。
ではこの補助金は各大学(学校法人)にどのくらい入っているのだろうか? 2022年度(2023年3月期)のデータを使い、「補助金が多い私立大学法人ランキング」を作成した。その額と総収入に対する割合などを見ていきたい。
「経常費等補助金」でランキング
大学の決算で損益は、「事業活動収支計算書」に掲載されている。その中で補助金は、教育活動収入に計上される「経常費等補助金」と、特別収入に計上される「施設設備補助金」に分類される。
施設設備補助金は、校舎建設にともなう利子補給など、施設設備拡充が目的であることが明確な場合に計上されるが、それ以外は経常費等補助金に計上される。基本的に補助金の大半は経常費等補助金で、今回のランキングもその数字を使って算出した。
補助金は、国から支出される場合と、地方自治体から交付される場合に分かれる。さらに国からの補助金の場合、主に私立学校の助成や福利厚生を図る日本私立学校振興・共済事業団を経由して交付される。そして教員数や学生数を基に算出される「一般補助金」と、大学の教育充実化や先進的な取り組みに対し交付される「特別補助金」に分かれる。
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