――先の国会で、改正情報流通プラットフォーム対処法が成立しました。SNS事業者に選挙における偽情報などへの「必要な措置」を求め、その実施状況を年1回公表することとしています。一方、選挙期間中にSNS上で拡散される情報は、短期間で選挙結果に影響を及ぼす可能性があります。来春の統一地方選挙が改正法の施行後初めての大きな選挙となりますが、年1回公表で、選挙中に事業者への実効的な抑止力が働きますか。
選挙は非常に短い期間で終わる。対処はなかなか難しい。とりわけ、その期間に明らかなうそがあったとしても、政府が「それは誤情報だ」と介入するのは難しい。
――なぜ、政府が正誤を判断して介入することは難しいのでしょうか。
政治活動の自由や表現の自由との間で、バランスを取らなければならないからだ。戦前の歴史をご存じの方はわかると思うが、内務省が選挙干渉をした。現代では、そんなことは許されない。
――そこで、事業者に対応を求める仕組みにしたと。
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