上場でディープテック企業の先例をつくる
――この段階でIPO(新規株式公開)に踏み切った理由を教えてください。
わが社のエクイティーストーリー(投資家に示す成長物語)を考えたときに、レイターステージの今、IPOで資金を調達するのが最もよいと判断した。
現在、わが社は急成長段階にある。2022年9月期から25年9月期にかけて、売上高は年平均75%アップで伸びてきた。売上総利益も伸びている。しかし、それだけでは研究開発投資を賄えない。
研究開発を加速するための資金を、プライベートラウンド(非公開での資金調達)とIPOのどちらで調達するのがよいか。プライベートラウンドも可能だったが、事業が成長している中では、IPOに踏み切るほうが企業の成長物語に合うと判断した。
加えて、ディープテック(先端技術)企業の上場を促したいという思いもある。日本では、わが社がispace(アイスペース)とアストロスケールホールディングスに続く3社目だ(日本取引所グループの定義、バイオベンチャーを除く)。アメリカであれば、この段階でIPOに踏み込む。そうしたカルチャーを日本でも形成したいという狙いがある。
――S-1方式(承認前届出書提出方式。上場承認前に有価証券届出書などを提出し、機関投資家の需要を調査する仕組み)で上場したのは、どのような狙いからですか。
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