東洋経済「私立大学財政データ」から見るランキング。ここでは「有価証券」が多い私立大学上位200位(200校)を紹介。
私立大学を運営する学校法人はどのくらい金融資産を持っているのだろうか。今回は学校法人が保有する金融資産のうち国債・社債といった債券や株式などの「有価証券」保有額でランキングした。
有価証券は貸借対照表の「流動資産」(短期保有)と「その他の固定資産」(長期保有)に記載されている。今回はこの合計額を「有価証券」としている。なお、ほかに将来の特定の支出に備えるための特定資産にも有価証券は含まれるが、こちらは対象外となっている。
なお、参考情報として、総資産に対する有価証券の比率である「有価証券比率」と「総資産」も掲載した。では、どのような大学が上位なのか。ランキングを見ていこう。
「有価証券」の多さでランキング
1位は岡山県の川崎学園(川崎医科大、川崎医療福祉大、川崎医療短大)の1080.4億円。流動資産に1079.5億円、その他の固定資産に0.9億円となっている。総資産に対する有価証券比率は23.9%。ほかに現金預金が224億円あり、2022年度の受取利息・配当金は155億円と学生生徒等納付金128億円を上回っている。
2位の早稲田大学は667億円。すべてその他の固定資産だ。有価証券比率は16.4%で現金預金も291億円ある。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら