「本当に強い大学はどこか」。本誌実施のアンケートなどを基に、13の指標で大学の実力を客観的に評価。ランキング対象となったのは国公私立合わせて546大学。ここでは公立大学の上位30大学(対象66大学)を掲載。
「本当に強い大学ランキング」は、比較可能な定量データを用いて、受験偏差値では測れない大学の実力を算出するランキングだ(全国のトップ300大学のランキングはこちら)。
2006年から、指標や対象大学数に若干の変更はあるものの、ほぼ同じ方式で毎年ランキングを発表している。
対象は、800以上に上る日本の大学のうち、本誌が3月に実施したアンケートに回答し、かつ2022年度の財務諸表が入手できた大学。比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外の法人、大学院大学、専門職大学などは対象から除いている。結果、国公私立合わせて546大学がランキングの対象になっている。
大学の4つの力を評価
ランキングで重視しているのは大学の4つの力。1つ目は、学生に付加価値を与える「教育・研究力」、2つ目は、教育力のわかりやすい成果である「就職力」、3つ目はそうしたアウトプットの基盤となる「財務力」で、4つ目はグローバル時代への対応力を見る「国際力」である。
この4つの力を表す定量データをそれぞれ3〜4選び、計13の指標で評価した。各指標の数値は偏差値にしてポイント化し、平均偏差値を総合ポイントとしている。各指標の出所や計算方法については、記事末尾に記載しているので参考にしていただきたい。
今回は、公立大学に限定して、上位30大学(同順位で34校)の「本当に強い大学」を紹介していく。なお対象大学は、66大学となっている。ランキングでは、総合ポイントのほか、総合順位も記載している。
さて、公立大学は全国に101校ある。新設や私立からの転換で数で国立大学を上回り、各地域になくてはならない存在となってきた。ではランキングをご紹介しよう。
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