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独自集計「大学院生含む定員充足率」上位100大学 定員4000人以上が対象。首位は東京農工大

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『本当に強い大学2024』に掲載している「大学四季報」のデータを使った各種ランキング。ここでは大学院生を含む「定員充足率」が高い大学上位100校を紹介。

東京農工大学工学部
定員充足率トップは国立の東京農工大学(写真:route134/PIXTA)

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18歳人口が急減する日本では、私立大学の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた『週刊東洋経済』の臨時増刊号だ。
ここでは、その誌面で作成・利用するデータ等を活用し、各種ランキングを作成している。今回は大学院を含む「定員充足率」が高い大学をご紹介する。
本当に強い大学2024 (週刊東洋経済臨時増刊)
『本当に強い大学2024(週刊東洋経済臨時増刊)』。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

今回は『本当に強い大学2024』に掲載している「大学四季報」のデータを使った各種ランキングをお届けする。

「大学四季報」には日本の821大学を対象に独自調査で収集した各大学の財務・経営状況・学生支援などの取り組みや近況、今後の計画についての記事が掲載されている。

今回は、この掲載データのうち、大学院生を含む「学生数」と「定員数(総定員)」で計算した「定員充足率」を、高い順に100大学紹介する。データは2023年5月時点のもので、大学院生を含み受け入れ留学生、研究生、聴講生は除いた数字となっている。

文部科学省は大都市圏私立大学への一極集中を緩和するために大学の定員厳格化を進めてきた。たとえば、私立大学は毎年の入学定員(学校全体または学部等)に対して一定以上の超過となると段階的に「私立大学等経常費補助金」が減額されていた。

これが2023年度からは全学年の総定員数で見るという基準変更が行われている。なお、今回のランキング数値は、大学院生を含むため、この基準とは異なっているので注意していただきたい。

各大学の定員充足率でランキング

では、ランキングを見ていこう。

1位は東京農工大学で定員充足率は123.0%だった。定員数4747人に対して、学生数5838人。農学部と工学部からなる国立大学で旧内務省勧業寮内藤新宿出張所農事修学場と蚕業試験掛が起源と長い伝統を誇る。

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