「本当に強い大学」総合ランキングは本誌実施のアンケートなどを基に、13の指標で国公私立合わせて546大学の実力を客観的に評価している。今回は、この13指標のうち「教員1人当たり学生数」が少ない上位100大学掲載。
「本当に強い大学ランキング」は、比較可能な定量データを用いて、受験偏差値では測れない大学の実力を算出するランキングだ(全国のトップ300大学のランキングはこちら)。
対象は、800以上に上る日本の大学のうち、本誌が3月に実施したアンケートに回答し、かつ2022年度の財務諸表が入手できた大学。比較が難しい株式会社立大学や文部科学省管轄外の法人、大学院大学、専門職大学などは対象から除いている。結果、国公私立合わせて546大学がランキングの対象になっている。
ランキングでは、「教育・研究力」「就職力」「財務力」「国際力」の4つの力を計13の指標で評価している。
評価に使った指標ごとのランキング
今回は、この13指標のうち、「教育・研究力」を測る指標のひとつである「教員1人当たり学生数」を、少ない順に100大学紹介する。この数値が低ければ学生数に対して多くの教員が配置されており、手厚い教育が行われていると見ることができる。
この教員1人当たり学生数は、学生数を教員数で割って算出する。教員数は助教、兼務者含む合計で、専任教員のみの数字とは異なる。この点には注意が必要だ。では、ランキングを見ていこう。
1位は日本医科大学。数理・データサイエンス・AI教育センターを設置し、AI人材育成にも注力している。教員1人当たりの学生はわずか0.7人だ。
同校のような医科大学や医学部を持つ大学は付属病院の医師が教員としてカウントされる。そのため、教員1人当たり学生数は少なくなりやすい。
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